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RC 外断熱 住み心地レポート


一般庶民が建てるRC外断熱住宅
by jojojojou
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RC外断熱戸建て住宅の普及について

三和建設の方々や断熱関係の方々とお話するにつけ、出てくる話題は件名の「外断熱RC」の普及についてです。
やはり最大のネックになっているのは内断熱RCに比べて極端に上がってしまうイニシャルコストだと思われます。
戸建て外断熱RCの住宅を建てる機会を得た私の経験から普及の方策を考えてみたいと思います。

「建売り住宅こそRC外断熱を!」
jojojojou邸は100%注文住宅です。
注文住宅というと聞こえがいいですが、外断熱パネルを買うにも、サッシを発注するにも1軒分の特注扱いになって非常に馬鹿高くなってしまいます。(樹脂サッシはこれで諦めました)
これが10軒分や20軒分など一括発注になるとどれだけコストダウン出来たか、、。
こと住宅の性能に関わる部分はハウスビルダーに任せ、施主が凝るのは性能に関わらない設備や内装に限定すべきです。
またRC外断熱を発注するような施主は研究熱心で、理論上正しいからと難しい改造や変更を申し出るものです。これらがすべて全体のコストを押し上げます。
コストダウンにはある程度の割り切りや妥協が必要です。
注文住宅のシステムは施主にとって都合がよいように思われますが、実は大きな代償を払っているような気がします。

「RCの建物が本当にエコか??」
jojojojou邸はRCの3階建て住宅です。
RC躯体建設から立ち会って来ましたが、3階建てである影響か使用されている鉄筋の量は想像を越えるすごい量でした。またそれぞれの階の打ち込みには型の組上げ、養生の期間がとられ工期も(木造に比べ)長いものとなります。
またその耐久性のよさは裏返せば取り壊しの際のコストの増大のリスクを負います。
私は建物の全ての構造がRCである必要は無かったと思うようになりました。
外断熱RCの居心地の良さの秘密は外断熱されたRCの莫大な熱容量でありますが、
2階建ての建物で例えますと、1階部分(2階の床面)までRC外断熱で2階部分が外張りでも充填でもそれなりに断熱施工された木造づくりであれば十分外断熱RCの居心地のよさが味わえるのではと思います。

こういうことは大手のハウスメーカーではまず不可能です。
分譲建売り住宅を多く供給し、木造、RCそれぞれに専門の設計部隊と施工部隊を抱えた三和建設ではそれ程コストアップにはならないで高性能なRC外断熱+木造のハイブリット建売り住宅が実現できるのではないでしょうか?
今度N社長さんに会う機会があったら聞いてみよっと。
by jojojojou | 2007-01-30 13:35 | 外断熱RCについて考える | Comments(0)
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